2017年3月22日

#79 「どの言語が一番簡単に学ぶことができるか?」

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【英語リスニング・チャレンジ #79】
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本日は、Langfocus チャンネルさんからです。

Langfocus チャンネルさんは、言語に関しての動画を沢山アップされていいて、もし今後習得されたい言語があるのでしたら、それはどういった言語なのかという説明を動画で聞くことができるので、参考になるんではないかなと思います。

今回の動画は、

What is the easiest language to learn?
「どの言語が一番簡単に学ぶことができるか?」

です。

この質問を Langfocus さんは沢山受けるそうで、それに対してのこちらが説明動画です。

先ずは、

▸ It depends on a few different factors.
   「いくつかの要因に寄ります」

それは、

- your native language
「あなたの母国語」

- any languages you happen to have learned
「学習したことのある言語」

- the complexity of the language in question
「言語の複雑さ」

complexity /kəmˈpleksəti/ 「複雑さ」

▸ 習いやすいのは、

自分の母国語に近い言語
既に学習している言語に近い言語

ですが、母国語に近くても、文法などが複雑だと、学習するのは簡単とは言えません。

▸ The American Foreign Service Institute
  「米国外交研究所」

の、American diplomats 「外交官」の為の言語習得プログラムのデータによると、言語習得の難しさを5つに分けています。

アメリカの研究所の結果なので、「英語を母国語とする人」が対象です。

1)  一番難しい  Category V (hardest)  は、
学習時間 :  88 weeks (2200 classroom hours)

約1年半かかります。

2)   一番簡単な  Category I (easiest)  は、
学習時間 :  23-24weeks (575-600hours)

約半年で習得できます。

その Category I 言語は、

Dutch
Afrikaans
Swedish
Norwegian
Danish
French
Spanish
Italian
Portuguese
Romanian

です。

英単語の 35% はフランス語からきているので、英語圏の人はフランス語の文字を見た時に、最初からある程度理解できるそうです。ですので、英語圏の人にとっては一番学習しやすい言語だそうです。

3)  Category II は、
学習時間 :  30 weeks (750 hours)

German  「ドイツ語」です。

英語に近い言語ですが、文法が難しいので Category II です。

4)  Category III は、
学習時間 :  36 weeks (900 hours)

Indonesian 「インドネシア語」です。

Indonesian は簡単な言語だそうですが、英語と共通する単語などがないので、このカテゴリーだそうです。

5)  一番難しい、Category V の中で彼が「一番難しい」と言っているのは、、

Japanese です。

The grammar is very different from English.
「文法が全然違う」

The writing system is extremely complex.
「文字がとても複雑」

文字を考慮しなくても、英語圏の人にとっては一番難しいそうです。

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私が思う、日本語が難しい所は、

1)「誰と話しているか」で、文が変わる、
というところです。

家族間、友人と、知らない人、部下、上司、先輩後輩、などなど、

当然英語でも友人同士と上司とでは話し方は変わりますが、

例えば、

Did you go to Tokyo yesterday?

このようなシンプルなことは英語では誰に対してもこの表現になりますが、日本語だと相手によって丁寧な言い方になったり、砕けた言い方になったり色々表現できます。

2)文字の場合でも誰がしゃべっているのか区別が可能です。

男性がしゃべっているのか、
女性がしゃべっているのか、
子供なのか、

上の例の 

Did you go to Tokyo yesterday?

は、英語では誰がしゃべっているか分かりません。

しいて言えば、

You went to Tokyo yesterday?
You went to Tokyo yesterday, didn't you?

と変えると、会話の相手は近い関係だと想像つきますが、男女の違いや、年齢層などは分かりません。

日本語だと、

「昨日東京に行ったんですか?」
「昨日と今東京に行ったよね?」
「昨日東京にいらっしゃったんですか?」
「昨日東京行ったの?」
「昨日東京行ったんだろ?」

などなど違いが出せます。

英語は、He, She を入れることで、性別が分かりますが、日本語は主語を抜きます。
それでも女性か男性か、文字だけで区別することが可能です。

この2点が外国人が日本語学習する上で、私が思う「日本語の難しさ」です。

次に、

英語圏の人にとって日本語が一番学習するのに難しいということは、我々日本人にとっても英語はとても難しい言語なんですね。

動画にはでてきませんが、日本語から英語を見た場合

文の構造が逆です。

日本語は重要な動詞が最後に来ます。肯定なのか否定なのか、過去なのか未来なのか、文を最後まできかないと、何を言おうとしているのか分かりません。

「人の話を最後まで聞きなさい」というフレーズが日本語にはありますね。

英語は、その反対で、重要なことが最初に出て来るので、文の最初にフォーカスしないといけません。

誰なのか、時制、否定か肯定か、最初に出てきます。

最初を逃すと、最後まで文を聞いても何を言っているのかさっぱり分かりません。

日本の文の構造と、英語の文の構造は全然違うということです。

そして、

日本語は母音が5つで母音の音が5つですが、
英語は母音が5つで、母音の音が20個あります。

ですので、日本語にない微妙な音を習得しなくてはいけないので、英語の発音は日本人にとって難易度が非常に高いんですね。

ですが、これを乗り越えると、英語に近い言語の Category I の習得が容易になります。2か国語、3か国語を話すのも現実味が湧いてきます。

私はスペイン語圏にいますが、スペイン語と英語も似た単語が沢山あり、英語が分かると、スペイン語の単語も想像つくのが多くあります。

例えば、

(英)  exactly            (西)  exactamente
(英)  absolutely       (西)  absolutamente
(英)  idea                (西)  idea

などです。

そしてスペイン語は私達にとって英語より発音しやすい言語なんです。フランス語は発音がスペイン語より難しいですね。
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少し脱線してしまいましたが、動画の内容に戻ると、

6)  日本語の次に難しいのが Arabic 「アラビア語」だそうです。

Arabic と言っても、国によっても違いますし、フォーマルな Arabic は、昔の古いArabic だそうです。それらを学習しないといけないので、難しい言語だそうです。

では、

下の動画をクリックして、Langfocus の説明をご覧ください。



ご質問等ございましたら下のコメント欄にご記入下さい。(^^)

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