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【英語リスニング・チャレンジ #105】
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本日は、Canguro English チャンネルさんからです。
動画のタイトルは、
"What is my level of English? | Canguro English"
「私の英語のレベルは?」
です。
動画のオープニングは、Christian さんが息子さんと一緒に小包を開けています。
小包の中には、
a guessing game
cards
pigs in pants
pass the word
という、子供のゲームが沢山入っています。
本題に入ると、
日本では英語の能力を計るのに、アメリカの TOEIC を多くの所で採用していると思いますが、ヨーロッパでは英語の能力を判定するのに、ケンブリッジの試験を採用しています。
その判定は、下から A1, A2, B1, B2, C1, C2 で、C2 が現在のところ一番上級です。
私の住んでいるスペインでは、大学の学位を取得するには、B1 に合格していないといけないんです。大学の単位を全て取っていても、B1 に合格していなかったら、学位が出ないんです。また、修士課程の場合は B2 です。
例えば、
ピカソやダリが芸術大学の学生さんだとします。もし B1 に合格しなかったら、二人は学位がとれず、B2 に合格しないと修士は取得できないんです。
それって何か変だとは思いませんか?
どんなに素晴らしい才能があっても英語能力試験に合格しないと学位がでないんです。
先日映像関係の勉強をしているスペイン人の学生さんと会いましたが、彼女が学位を取得するには、B1 に合格しないといけないので、映像の制作の時間を削って、英語の勉強をしないといけないと言っていました。
英語は世界の共通語になっているので、非常に大切です。英語が分かることで世界も広がります。ですが、英語はあくまで自分の意思を伝えたり、相手の意思を聞くための「道具、ツール」であることを忘れてはいけません。
才能を伸ばすための時間を削ってまで、英語の試験に合格するための勉強に時間を費やすのはとても疑問に思います。
Christian さんは、このケンブリッジの試験は英語学習者の能力をたったの6つにしか分けていないと言っています。
彼曰く、能力は「∞ 無限大」です。
これは英語学習者に限ったことではなく、英語ネイティブ・スピーカーの人にも当てはまります。
私達日本語ネイティブ・スピーカーもそうですよね。饒舌の人もいれば無口の人もいるし、素晴らしい文章を書ける人もいれば、冗談を言えれる人もいます。綺麗な声で人々を魅了する人もいれば、プレゼンテーションが上手な人もいます。
この日本語の能力を6つには分けることはできないですよね。
なので、英語学習者の英語の能力を計るのは不可能だと、Christian さんは言っています。
そしてあなたに質問です。
"What do you want?"
「あなたは何を求めていますか」
"What do you want from your level of English?"
「英語のレベルから何を求めていますか」
"Do you want to be able to read Harry Potter in English?"
「ハリ・ポッターを英語で読めるようになりたいですか」
"Do you want to be able to listen to your favourite music in English and understand the lyrics?"
「好きな英語の音楽を聞いて歌詞が分かるようになりたいですか」
"Do you want to go to an English speaking country and do business?"
「英語圏の国に行ってビジネスをしたいですか」
or maybe you want to understand the beauties and complexities of English poetry.
「あるいは、もしかするとあなたは、英語の詞の美しさや複雑さを理解したいと思っているかもしれません」
or maybe you just want to be able to go out and have a really good time in an English speaking country at a pub or a restaurant.
「あるいは、もしかすると、英語圏の国に行って、パブやレストランで楽しい時間を過ごしたいと思っているのかもしれません」
目的によって、英語のレベルの満足度も違ってきますし、習得のための勉強時間や方法も変わってきます。
ですので、
『どのような英語を望んでいるのか自分に質問して下さい』
そしてあなたの求める事にフォーカスして下さい。
それと同時に現実的なことも考えないといけません。
例えば、
アメリカに行ってビジネスをしようと思ったら、週1時間の勉強では十分ではないことは分かりますよね。
ですが、パブに行って、隣のお客さんと話をするのが目的だったら、多分週1時間でも大丈夫です。
Christian さんは、
"I am not a big believer in examinations"
「私は試験をあまり信じているわけではありません」
試験の点数やレベルにとらわれるのは止めて、言葉が何のためにあるのかを考えて下さい。それは「意思の疎通、コミュニケーション」の為だということにフォーカスしてみてください。
最後に、
"my favourite quote about languages'
「言語に関する私の好きな言葉」
を読みます。
"Language is not an abstract construction of the learned or of dictionary makers, but is something arising out of the work needs, ties, joys, affections, tastes, of long generations of humanity, its final decisions are made by the masses."
「言語は学識者や辞書制作者のための難解な解釈ではありません。それは必要性、絆、喜び、人類の長い世代を経て生まれたもので、最終的な決定は大衆によって行われます」
では、
下の動画をクリックして、Christian さんの説明をご覧下さい。
ご質問等ございましたら下のコメント欄にご記入下さい。(^^)
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発音記号の読み方は私の Youtube チャンネルで紹介しています。
ご参考にしていただけたら嬉しいです。
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