2022年6月2日

イギリスが若い優秀な人材確保へ、ワーキングビザ新スキーム

先日イギリスは新しいビザスキームを発表しました。

イギリス以外のトップ50に入っている大学を5年以内に卒業した人には就職が決まっていなくてもワーキングビザを出すというものです。

人数制限はされるようで、詳しい人数は発表されていませんが、学士号と修士号所持者には2年、博士号所持者には3年ビザがでるそうです。

その後の更新は、実績があったら問題ないんではないでしょうか。

どの国でもワーキングビザを取るのは難しく、その仕事になぜ外国人が必要で、なぜ自国ではみつからないのか等説明が必要です。そして、時間と費用(ビザエージェントに依頼したり)がかかり、雇いたくても二の足を踏む会社は多いです。

なのでビザが保証されている状態で仕事を探すのは、若い優秀な人材にとってイギリスでキャリアをスタートさせるのに良い条件ですし、企業側も即戦力になるので良いスキームですよね。

2021年のビザを申請できる大学が発表されています。5年以内に卒業している場合は、その卒業年にトップ50ランキング、下のランキングサイトで2つ以上に入っていれば良いそうです。

Times Higher Education World University Rankings
The Quacquarelli Symonds World University Rankings 
The Academic Ranking of World Universities

このニュースはイギリスのラジオ番組で聞いていたのですが、その時は日本はアナウンスされなかったんです。なのでてっきり日本のトップ大学は世界から外れたのかと思っていたら、今回よく調べると、東京大学と京都大学が入っていました。

南アジア、南米、アフリカの大学が入っていなので、アカデミック関係者は残念なことだと言っているようです。

このビザ取得には費用が715ポンドと国民健康保険のような制度のNHSに加入する費用が必要だそうです。また家族も帯同可能で、その時は家族のNHS加入費用が必要だそうです。

こういう制度を見ると、日本も同じことをやって世界から優秀な人材を集めないとどんどん取り残されていきます。

また、日本のトップの学生をつなぎとめる方法を真剣に考えないと、どんどん海外に流れていきます。

海外に流れても、いずれ日本に戻ってきてくれたら良い、なんて暢気なことを言っていてはいけません。日本に戻ってきてもらうにはそれなりに場所を作り、良い条件を提示しない限り戻ってきません。

みんな横並びの公平な社会も素晴らしいですが、日本を活性化させる、これからの日本を担う若い優秀な人材をつなぎとめるには不公平に見えるかもしれないけど、高額な報酬をもらえる制度もないといけないんではないでしょうか。その費用はどこから持ってくるかというと、当然実質をともなわない高額に報酬をもらっている人からまわすしかないと思うんですがいかがでしょうか。

欧米諸国がどんどんこのような制度を打ち出したら、東大、京大の学生はどんどん欧米に流れていきます。

その時日本は。。。

準1流、2流大学の時代、あるいは教育制度に関係ない優秀な人材の時代が来るかも、案外それの方が日本が活性化して上昇するかもしれません。

沈みゆく日本船ですが、その舵をずっと取ってきたのは一流大学出の方々で、その結果が今の現状です。その舵が、一般人の手にそろそろやってくる時代が来たのかもしれません。それが成功するか失敗するか、もしかすると何か面白い時代がやってくるかもしれませんね。

最後に、このビザを申請するには英語能力が問われます。これから日本を担う若い世代、東大や京大の優秀な学生が海外に流れたらその席は空くんです。その時のために、英語を習得して下さいね。今からは日本にいてもやっぱり世界を相手にしないといけないので、英語は世界の共通語、今後もっと必要な時代になるはずなので。

最後までお読みいただきありがとうございます。


(参考記事)


https://www.bbc.com/news/uk-61628740




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